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【40代半ばで気づいた『完璧主義』をやめることの大切さ】

ビジネス

完璧主義をやめたら人生が楽になった話

完璧でなくていいと気づくまで

こんにちは。今年で47歳になる私ですが、つい最近まで「完璧でなければダメ」という思い込みに縛られて生きてきました。完璧主義って聞こえはいいですが、実際は自分も周りも疲れさせる厄介なものだったんです。今日は、そんな私が 完璧主義をやめる方法 を見つけるまでの、ちょっと恥ずかしい体験談をお話しします。

完璧主義に支配されていた30代の私

30代の頃の私は、本当に息苦しい毎日を送っていました。仕事では資料の文字一つ一つまで気になり、何度も何度も見直す。プレゼンの準備に深夜まで時間をかけ、それでも「まだ足りない」と不安になる。プライベートでも同じでした。友人との食事の店選びでも「完璧な店」を探そうとして、結局決められずに相手を待たせてしまう。そんな自分に嫌気がさしながらも、「手を抜く」ことができませんでした。完璧主義の克服 なんて言葉は知っていても、「でも、適当にやるのは無責任でしょ?」と思っていたんです。今思えば、完璧主義と責任感を混同していたんですね。

転機となったある出来事

40歳を過ぎた頃、大きな転機が訪れました。チームでプロジェクトを進めていた時のことです。私がいつものように細部にこだわって時間をかけすぎた結果、締切に間に合わなくなってしまったんです。その時、後輩が言った言葉が今でも心に残っています。「大竹さん、80%の完成度で期限内に出す方が、120%の完成度で遅れるより、よっぽど価値があると思うんです」その瞬間、私の中で何かが変わりました。完璧を求めすぎる心理 が、実は結果を悪くしていたことに気づいたんです。

実践してきた「程よく手を抜く」技術

それから私なりに 完璧主義改善 の方法を模索してきました。完全にやめるのは無理でしたが、以下のことを意識するようになりました

1. 「80%完成ルール」の導入

まずは80%の完成度を目指す。そこで一度立ち止まって、本当にもっと必要かを考える。意外と80%で十分なことが多いんです。

2. 「失敗許可証」を自分に発行

月に3回まで「小さな失敗」を許可する。誤字脱字、段取りミス、忘れ物など。これが意外と 自己受容 につながりました。

3. 時間制限の設定

資料作成なら「2時間まで」と決める。時間がきたら、未完成でも一旦手を止める。これだけで効率が格段に上がりました。

完璧主義をやめて見えてきたもの

完璧主義をやめる効果 は、想像以上に大きなものでした。

まず、時間に余裕ができました。以前なら3時間かけていた作業が1時間で終わるようになり、家族との時間が増えました。妻からも「最近、穏やかになったね」と言われるようになりました。仕事でも、スピードが上がったことで上司からの評価が向上。「完璧じゃないかもしれませんが」と前置きして提出した資料に対して、「十分です。早くて助かります」と言われることが増えました。何より、心の健康 が改善されました。夜もぐっすり眠れるし、週末に仕事のことを考えて憂鬱になることもなくなりました。

今でも時々戻る完璧主義の自分

正直に言うと、今でも完璧主義の自分が顔を出すことがあります。大事なプレゼンの前日に「もう少し調べた方が…」と思ったり、ブログの記事を書いている時に「この表現でいいのかな…」と悩んだり。でも、そんな時は深呼吸して思い出すんです。「完璧よりも、完了の方が価値がある」って。

完璧じゃなくても、あなたは素晴らしい

完璧主義の治し方 に正解はないと思います。私のやり方が全ての人に合うわけでもありません。でも、一つだけ確実に言えることがあります。あなたは完璧じゃなくても、すでに十分素晴らしいということです。完璧を目指すエネルギーを、「今できることを精一杯やる」ことに向ければ、きっと今より楽で、今より成果の出る人生が待っています。一緒に、程よく頑張る人生を歩んでいきませんか?



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