2017年11月5日
大半の中小企業の社長の頭を悩ませている存在とは何でしょうか。
それぞれの社長によって様々な悩みは存在しますが、一つの存在に帰着していきます。
その存在とは
です。
いわゆるキャッシュフローと呼ばれる存在です。
具体的に言えば、
の3要素が重くのしかかっています。
中小企業の大半は、必ずといって良いほど少なからず借金をして経営しています。
借金、税金、経費はどれも現金が流失していくものですが、なかでも厄介な存在は「借金」です。
借金返済の元金分は経費扱いにならないので、売上と経費と利益に対しての税金の割合、借金返済の金額を明確に把握しておかなくては経営を続けることはできません。
この違いの意味合いを理解できていないと、すぐに債務超過に陥ってしまうでしょう。
1000万の売り上げに対して経費が600万円かかったとしましょう。
すると課税対象は400万円です。
400万円だと法人税率は20%ちょっとなので、80万円は税金として支払う必要があります。
すると320万円が残る計算になります。
ここで1500万円ほどの借金を背負っていたとすると、毎月の返済額は20万円ほどです。
すると240万が年間の返済額となるため、現金は80万円しか残りません。
この現金を考えなしに使っていたとしたら大問題です。
もし、何らかの設備に故障が発生し、緊急で現金が必要になったとしたらどうしたらいいのでしょうか。
しかもその設備がなければ経営することもできない状態だったとしたら・・・考えただけでも身の毛がよだちます。
かといって残せば残すほど、税金として支払う金額は増すばかり・・・つまりは現金が残らないような仕組みになっています。
こんな苦悩に悩み続けているのが経営者です。
しかも自分たちの事業を考えながら、経営者として資産を残していく方法を考えなければなりません。
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