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【失敗から学んだ『時間管理』の本当の意味】

マインドセット

時間管理下手だった私が40歳で気づいた「時間の使い方」の真実

時間管理の本を読んでも変われなかった理由

正直に告白します。私は長い間、時間管理 が大の苦手でした。

「7つの習慣」「GTD」「ポモドーロ・テクニック」…様々な 時間管理術 の本を読み、アプリを試し、手帳を変えてみました。でも、どれも長続きしませんでした。

なぜ続かなかったのか。今なら分かります。私は「時間を管理する」ことばかり考えて、「なぜその時間が必要なのか」を考えていなかったからです。

時間に追われ続けた30代半ば

30代半ばの私は、まさに 時間不足 の典型例でした。

いつも「時間が足りない」と感じていました。

帰宅後も「今日も何もできなかった」という虚無感だけが残る毎日でした。

時間の有効活用 について調べれば調べるほど、自分のダメさが際立って見えました。

転機となった出来事

転機は意外なところからやってきました。ある方から言われた一言でした。

「君は、どこに向かって急いでるの?」

その時、私はハッとしました。確かに私は常に急いでいましたが、「なぜ急ぐのか」「どこに向かっているのか」を考えたことがありませんでした。

「時間管理」から「人生管理」への転換

それから私は考え方を変えました。時間管理のコツ を学ぶ前に、「自分は何を大切にしたいのか」を明確にしようと決めたのです。

1. 本当に大切なことを3つだけ決める

ある3つのことを私の「大切なこと」に決めました。優先順位の付け方 が変わると、断る勇気も生まれました。

2. 「完璧な一日」を手放す

以前の私は「理想的な時間割」を作っては挫折していました。今は「今日一つでもいいことがあればOK」という気持ちで過ごしています。

3. 隙間時間の過ごし方を変える

電車での移動時間を「ふりかえりの時間」に変えました。時間の質 を意識するようになったんです。

実践している「ゆるい」時間管理術

現在私が実践している 効率的な時間の使い方 は、とてもシンプルです。

朝の30分だけ予定を確認

朝起きたら、その日の予定と「今日絶対やりたいこと」を1つだけ決めます。厳密なスケジュールは作りません。

夜の振り返りは3分だけ

寝る前に「今日よかったこと」「明日気をつけたいこと」を振り返り、時間管理の見直す。

時間にして3分間で十分です。

週末は「何もしない時間」を作る

土日は意識的に何も予定を入れません。この時間があるから、平日頑張れるようになりました。

時間管理で一番大切だったこと

46歳になって気づいたのは、時間管理の本質 は「時間を節約すること」ではなく、「自分らしい時間を増やすこと」だということです。

効率化して浮いた時間で何をするかを考えなければ、結局またその時間も何かに追われてしまいます。

私にとっての「自分らしい時間」は、カフェでゆっくりする時間、好きな本を読む時間、そして一人でぼーっと考え事をする時間です。

完璧な時間管理を目指さない生き方

今の私は、時間管理ストレス とは無縁の生活を送っています。

もちろん、まだまだ時間の使い方は上手ではありません。予定通りにいかない日もたくさんあります。でも、以前のように「時間が足りない」と焦ることはなくなりました。

なぜなら、本当に大切なことに時間を使えているという実感があるからです。

時間は管理するものではなく、大切にするもの

時間管理術 の本やアプリは便利な道具です。でも、それ以上に大切なのは「自分にとって価値のある時間とは何か」を知ることです。

時間に追われる毎日を送っているあなた。一度立ち止まって考えてみてください。あなたが本当に大切にしたい時間は何ですか?

その答えが見つかれば、時間管理は自然と上手になるはずです。



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