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【人生後半戦で見つけた『本当の自分らしさ』とは】

人生

40歳で気づいた「自分らしく生きる」の本当の意味

「自分らしさ」がわからなかった40代前半

「自分らしく生きよう」「ありのままの自分でいよう」

こんな言葉をよく耳にしますが、30代の私には全く理解できませんでした。そもそも 自分らしさとは何か がわからなかったんです。

仕事では「期待される自分」を演じ、家庭では「良い夫・良い父」を演じ、友人の前では「面白い男」を演じる。気づけば、どれが本当の自分なのかわからなくなっていました。

自分らしい生き方 を求めながらも、「自分らしさって何?」という根本的な疑問に答えられずにいました。

40代の危機感と焦り

40歳を過ぎた頃から、漠然とした焦りを感じるようになりました。

「このまま定年まで同じような毎日を送るのか?」「本当にやりたいことって何だっけ?」「俺の人生、これでいいのか?」

ミドルライフクライシス という言葉を知ったのもこの頃でした。まさに自分のことを言われているようで、余計に混乱しました。

周りの同世代を見ると、みんな何かしら「自分らしい」ことを見つけているように見えました。一人取り残されたような気持ちでした。

転機となった算命学との出会い

38歳の時、何気なく受けた算命学の鑑定が大きな転機となりました。

鑑定師の方に言われた言葉が印象的でした。「あなたは本来、とてもコミュニケーション能力が高い人なんですが、それを抑え込んでいませんか?」

確かに、若い頃は人と話すのが好きでした。でも、「軽薄に見られる」「真面目さが足りない」と思われるのが嫌で、だんだん口数が少なくなっていました。

自己理解 の第一歩は、自分が何を抑え込んでいるかに気づくことでした。

小さな実験から始めた「自分探し」

それから私は、小さな実験を始めました。自分らしさを見つける方法 として、普段抑えている部分を少しずつ表に出してみることにしたんです。

実験1:MTGでの雑談を増やす

まずはMTGで、仕事以外の雑談を意識的に増やしてみました。最初は「不真面目だと思われるかも」と心配でしたが、意外にも同僚との関係が良くなりました。

実験2:家族の前で素の感情を出す

家族の前でも「良い父親」を演じるのをやめ、疲れた時は疲れたと言い、嬉しい時は素直に喜ぶようにしました。

実験3:興味のあることを声に出す

「こんなこと言ったら変に思われる」と思って抑えていた興味や関心を、恐る恐る口に出してみました。すると、同じような興味を持つ人との出会いがありました。

「自分らしさ」の正体に気づいた瞬間

これらの実験を続けているうちに、ある日突然気づきました。

自分らしさ とは、「特別な何か」ではなく、「自然体の自分」のことだったんです。無理に作り上げるものでも、探し求めるものでもなく、すでに自分の中にあるものを素直に表現することでした。

私にとっての自分らしさは、人と話すことが好きで、相手の話を聞くのが得意で、時々おっちょこちょいで、完璧主義だけど抜けているところもある、そんな等身大の自分だったんです。

年齢を重ねることの意味

46歳になって思うのは、年齢を重ねる意味 は経験を積むことだけではないということです。

若い頃は「こうあるべき」「こう見られたい」という思いが強すぎて、本来の自分を見失いがちでした。年齢を重ねることで、そういった「べき論」から自由になり、ありのままの自分 を受け入れられるようになったのです。

人生の折り返し地点を過ぎたからこそ、「人にどう思われるか」より「自分がどう感じるか」を大切にできるようになりました。

仕事での変化

仕事上でも 自分らしさを発揮する ことで、予想外の評価を得ることができました。

以前は「真面目で堅い人」というイメージでしたが、自然体で接するようになってからは「相談しやすい人」「一緒にいると楽しい人」と言われるようになりました。

結果的に、自分らしい働き方 が、思わぬ形で評価されたのです。

今でも続く「自分らしさ」の模索

46歳になった今でも、完全に「自分らしさ」を理解したわけではありません。新しい状況に直面すると、また迷うこともあります。

でも、以前のように「自分らしさが見つからない」と焦ることはなくなりました。なぜなら、自分らしさ とは完成された何かではなく、日々の選択と行動の積み重ねだと理解したからです。

毎日の小さな選択で「自分が心地よいと感じる方」を選ぶ。それが自分らしく生きるということなのだと思います。

人生後半戦の楽しみ

人生後半戦 に入って気づいたのは、前半戦とは違う楽しさがあるということです。

前半戦は「成長」「成功」「積み上げ」がテーマでした。でも後半戦は「深化」「味わい」「つながり」がテーマだと感じています。

経験を重ねたからこそ感じられる人生の深みや、年齢を重ねたからこそ築ける人との深いつながり。これらは若い頃には味わえなかった喜びです。

同世代の方へのメッセージ

もし今、「自分らしさがわからない」と悩んでいる同世代の方がいたら、こんなことを伝えたいです。

自分らしさ は特別なものではありません。あなたが自然に感じ、自然に表現できることの中にあります。

「こうあるべき」という思い込みを一つずつ手放していけば、きっと見つかります。そして、それを見つけるのに遅すぎることはありません。

自分らしさは作るものではなく、認めるもの

自分らしく生きる方法 について、最後にお伝えしたいことがあります。

自分らしさは作り上げるものではなく、すでにあるものを認めて表現することです。完璧である必要もなく、人と比べる必要もありません。

あなたの中にある「自然体の自分」を大切にしてください。それが、あなたらしい人生後半戦の始まりです。

私も まだまだ模索中ですが、一緒に自分らしい人生を歩んでいきましょう。



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